2024年12月16日
東北広域次世代がんプロフェッショナル養成プラン秋田大学が主催する「親との死別が避けられない子どもを支えるワークショップ」を開催しました
2024年12月14日(土)、東北広域次世代がんプロフェッショナル養成プラン秋田大学が主催する「親との死別が避けられない子どもを支えるワークショップ」を開催しました。
参加者は、25名。医療者は医師、看護師、医療ソーシャルワーカー、看護教員、学生は看護だけでなく教育学部からの参加もありました。
●午前中は井上実穂先生より「子どもをもつ終末期がん患者・家族のアセスメントとアプローチ」についてのご講義。支援の目的などの基本事項をはじめ、動画や多くの事例より患者さんや子どもたち、ご家族へのイメージや理解がより深まりました。また、事例では患者さんと井上先生がどのように対話されたか具体的な言葉で紹介されたことで、参加者それぞれのお立場で活かしていける大切なエッセンスが得られたと感じました。非常に充実した内容で、2時間があっという間に過ぎました。
●午後は、大沢かおり先生より「子どもとの関わり方」のご講義とアクティビティ体験でした。子どものグリーフやアクティビティの意味や意義を学んだ上で体験。3種類もアクティビティを体験し、とても盛り上がりました!悲しいことだけではない、親との思い出を振り返ったり、子どもが自身の気持ちにフォーカスしながら楽しく穏やかな気持ちにもなれる瞬間もあるのだと、アクティビティを通して感じました。
●最後の事例検討では、参加者からの相談内容も含めて、アセスメントの視点を改めて学びました。
参加者からの感想では
「具体的な事例やその対応について知ることができてとても参考になった。講義を聞きながら自分がこれまで関わってきた患者さんや家族のことを思い出しながら聞くことができた。こんな対応ができたのかもしれないと考えながら、これからの対応について考えるきっかけになった。」
「言葉を引き出すことでなく、アクティビティを一緒に行うことが子供の気持ちの整理に繋がっていくということを学んだ。」
「アクティビティを通して子供の気持ちを知りケアすることが出来ると学ぶことが出来た。また、アクティビティ中の声かけなど具体的な関わり方も学ぶことが出来た。」
「声かけや対応に悩むことがあったが、事例を通して自分にできることを考えていくきっかけになった。」
「とても重いテーマの研修会でしたがとても穏やかな雰囲気だった」など、多くのご意見をいただきました(当日集計分の一部)
今後も支援の輪が広がるよう、活動してまいります。
看護学講座 赤川 祐子
井上実穂先生 ご講演
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大沢かおり先生 アクティビティ体験
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アクティビティ中の様子
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