授業・実習
カリキュラム
保健学科の教育課程は教養基礎教育、専門基礎教育、専門教育を系統立てて学ぶようになっています。
教養基礎教育科目は高い教養を見につけて幅広い人間性を培うための科目で、教養教育科目と基礎教育科目からなっています。専門教育科目のうち、専門基礎科目は専門科目を理解する基礎となる科目で、人間の構造・機能と精神及び医学周辺の知識を理解するための科目です。専門科目は医療専門職者となるための必須の科目です。
看護学専攻では、卒業には教養基礎教育科目33単位以上及び専門基礎科目と専門科目合わせて100単位以上の合計133単位以上履修することが必要です(令和5年度入学生まで)。令和6年度入学生からは教養基礎教育科目32単位以上及び専門基礎科目と専門科目合わせて100単位以上の合計132単位以上履修することが必要です。
授業・実習の紹介
人体機能学(1年次)
今日の授業は、内分泌-今日の授業はエネルギー代謝に関するものです。どのような栄養素がエネルギーの源になっているのか、エネルギーを作り出す生体内の経路はどうなっているのかということを学びます。人体の構造から機能までを一貫した流れをもって理解できるように授業を行っています。毎回、みなさん頑張っていますね。
看護援助技術論Ⅰ(2年次)
活動と休息「車椅子による移送」
患者を安全・安楽に移動させる方法を習得するために、学内では学生同士が看護師役・患者役となって車椅子による移送方法を学びます。移送中は車椅子の速度や振動などに配慮し、患者に丁寧に声をかけながら行うことも大切です。
看護援助技術論Ⅱ(2年次)
検査時の援助「採血」
患者が安全・安楽に検査を受けられるよう援助するのは看護師の役割の一つです。採血練習用腕モデルを用いて「採血」の演習をしている様子です。正しい技術で実施できるよう指導を受け学んでいます。
高齢期看護方法論Ⅰ(2年次)
高齢期看護方法論Iでは、高齢者の生活機能維持のための支援に必要な知識と技術の習得を目標としています。高齢者の身体機能変化と日常生活への影響について高齢者擬似体験を通して学んでいるところです。
セルフヘルプの実際(2年次)
この科目では、疾病や障害を抱える当事者・家族をお招きし、実際の語りからセルフヘルプを中心とした地域での生活を学びます。選択科目ですが多くの学生が毎回興味深く受講しています。
小児看護方法論I(2年次)
赤ちゃんの心拍数を測っています。泣いたり、動いたりすることによって数が変化しやすいため、測る順番や方法の工夫を学んでいます。遊びをまじえながら、あやしながら短時間で行うことも大切です。
母性看護方法論II(3年次)
母性看護方法論IIでは、妊婦や産婦、褥婦、新生児への看護技術や保健指導の実践方法を学びます。写真は、新生児の沐浴の一場面です。沐浴は生まれて間もない児への看護技術であるため、安全性と効率性がより問われます。
地域看護方法論(3年次)
保健師コースの選択者が学ぶ演習形式の科目で、公衆衛生看護活動の基本である地域診断の実際を学びます。地域の顕在的・潜在的ニーズを含む地域の特性を踏まえた健康課題の把握から、健康課題解決の一手法として健康教育の実施を行い、その計画・実施・評価までの一連の流れについて実際に取り組みます。
地域看護学実習(4年次)
保健師コースの選択者が、実際に秋田県内の保健所や市町村に出向いて取り組む実習です。地域看護方法論で取り組んだ地域診断をもとに、地域住民の健康の保持・増進に向け、保健所と市町村の機能と保健師の役割について理解を深めます。