2016年03月09日
今年度で退職となります作業療法学専攻の湯浅孝男教授の最終講義が行われました。
作業療法学専攻の湯浅孝男教授が今年度で退職となることで、最終講義が多くの卒業生も駆けつけて盛大に行われました。以下、作業療法学専攻主任の石川隆志教授からの寄稿文を掲載いたします。
湯浅先生へ、お礼の言葉
平成4年の4月から24年間、秋田大学の医療技術短期大学部、医学部保健学科、そして大学院医学系研究科保健学専攻のためにご尽力いただいた湯浅孝男教授が、この3月末で退職なされます。湯浅先生が助教授として赴任された時に私も助手として採用になり、湯浅先生の部下そして同僚として、かけがえのない時間を一緒に過ごさせていただきました。学生の教育、研究、社会貢献、大学の様々な管理業務等、どんなことであっても、湯浅先生は誠実かつ確実に取り組まれてきました。また、保健学科設置、大学院設置の際にも、その中心的な役割を担ってこられました。大変な苦労があったことを他の先生方から伺うことはありましたが、湯浅先生が弱音を言ったり、愚痴をこぼしたりすることはありませんでした。これも、湯浅先生のお人柄だと思います。 「不確実性への耐性を求めての歩み」と題した最終講義では、作業療法士を目指す以前から今日までの湯浅先生の歩みについて、学術的な枠組みと理論的背景からを講義され、改めて湯浅先生の臨床と研究への思いを理解できる機会となりました。今後も、作業療法学専攻(講座)教員一同、湯浅先生の思いを引き継ぎ、作業療法学専攻(講座)を発展させていきます。湯浅先生、長い間、本当にありがとうございました。作業療法学専攻教授 石川隆志