2017年03月03日
今年度で退職となる看護学専攻の石井範子教授の最終講義が行われました。
看護学専攻基礎看護学講座の石井範子教授の最終講義が行われました。以下、看護学専攻主任の佐々木真紀子教授からの寄稿文を掲載いたします。
看護学専攻基礎看護学講座の石井範子教授の最終講義が、多くの卒業生も駆けつけて盛大に行われました。
最終講義は、「看護と私-看護技術・看護教育・看護職の健康を、さぐり続けて43年-」と題され、石井範子教授の看護、教育、研究のこれまでの道のりをお話し下さいました。本学の保健学科や保健学専攻設置に関わって来られたからこそのご苦労もお話下さり、本学が今あることのありがたさを改めて実感いたしました。また先生は看護技術教育に関しても長く看護基礎教育機関で採用された恩師との共著のテキストがあります。執筆される際、どうしたらそのテキストを使用する学生や教員に重要な点をわかりやすく伝えることができるかにこだわり、2行の文章に東京往復の時間を費やしたこともお話し下さいました。先生の妥協しない姿勢はここから続いているのだと改めて納得いたしました。また先生は看護職の抗がん薬職業性曝露防止に関する研究では日本のパイオニア的な存在であり、改めて先生の素晴らしい功績を確認いたしました。優しいお人柄を知り、先生が本校を去られることにはさみしさも募りますが、先生の教育や研究への思いを引き継いで看護学専攻を発展させていかなければと、身が引き締まる思いです。
石井範子教授には、1990年4月から27年間、秋田大学医療技術短期大学部、医学部保健学科、そして大学院医学系研究科保健学専攻と多大なご尽力をいただきました。石井先生、長い間、本当にありがとうございました。これからもご健康に留意され、ご指導を賜りたく、お願いいたします。
看護学専攻 教授 佐々木真紀子