大学院医学系研究科 構成

概要|医科学専攻(修士課程)

本学の大学院医学系研究科医科学専攻(修士課程)の概要は以下のとおりです。

医科学専攻(修士課程)の紹介

医科学専攻では医学・医療関連分野における領域横断的な諸問題の解決に有用な幅広い学問的背景を持った人材を養成することを目的として教育課程を編成しております。

令和5年度からはこれまでの教育内容に加え、公衆衛生学や看護学などの社会医学系、理学療法・作業療法学を含めた運動機能系の内容が拡充されました。

また、これまでの医科学の基本となる生命科学を修得するための科目や基礎医学系及び臨床医学系の科目を再編も行い基礎医学系、社会医学系、臨床検査医学系、運動機能系といった専門領域毎に配置しました。

個人のニーズに合わせて学びたい系統の科目を集中的に学ぶことも、各系統から選択して網羅的に学ぶことも可能となっております。

また、社会人特別入試の実施の他、オンデマンドや遠隔授業の積極的な活用、勤務時間を考慮したプログラムを用意するなど、働きながらでも、遠隔地からでも学べる環境を整えており、以下のような方はぜひ、本学で学び目的を実現してください。

  • 生命科学系の大学を卒業し、研究者として専門知識・技能の修得に意欲がある方
  • 他分野の専門知識を医学・医療関連分野に応用活用することを志す方
  • 感染症や災害など医療を取り巻く社会問題の解決策として重要な公衆衛生を学びたい方
  • 医療機関で臨床検査技師・放射線技師として働いている方でさらなる専門知識・技能の習得に意欲がある方
  • 保健(看護・理学療法・作業療法)学系の大学を卒業し、専門知識・技能の習得に意欲のある方

カリキュラムの紹介

医科学専攻のカリキュラムは基礎科目では「医学概論・医学倫理」、「基礎医学総論」、「臨床医学総論」の3科目10単位を必修科目として配置し、選択科目として「先端的細胞培養技術」や「生体分子定量技術」、「情報分析学」、「保健医療管理学」等、11科目15単位を配置し、選択科目の中から4単位を選択していただきます。

専門科目では修士論文の作成と口頭発表を単位化した科目「医科学特別課題研究」8単位を必修科目として配置し、選択科目として各系統毎に下記のとおり配置しており、選択科目の中から8単位以上選択していただきます。

必修科目を踏まえ、基礎科目14単位以上、専門科目16単位以上、合計30単位以上が修了要件となっています。

-記(専門科目の各系統毎の科目例)-

【基礎医学系】…計8単位
「バイオテクノロジーの最前線」、「生理学」等、基礎医学に関する科目

【社会医学系】…計19単位
「データサイエンス:生物統計」、「疫学研究」等の公衆衛生学に関する科目
「看護政策論」、「高齢期支援看護学特論」等看護学に関する科目

【臨床検査医学系】…計8単位
「臨床検査医学」、「放射線医学」等、臨床検査に関する科目8単位

【運動機能系】…計12単位
神経系疾患の臨床と基礎を踏まえた科目「神経科学」 、「基礎理学療法学特論」「基礎作業学特論」等、理学・作業療法学に関する科目

【がん治療専門医養成系】…計6単位
「腫瘍学」、「精密診断に基づくがん診断学」等、がん治療専門医療人の養成に関する科目

  • 【授業計画(シラバス)】はこちらからご覧ください

各講座・研究分野の紹介

  • 【各講座紹介】はこちらからご覧ください
  • 【研究分野の概要】はこちらからご覧ください