⑨学生広報インタビュー紹介(医学部医学科四年 橋田岳人さん)

⑨学生広報インタビュー紹介(医学部医学科四年 橋田岳人さん)

橋田 岳人

はじめまして!
秋田大学医学部医学科4年(学年代表)の橋田岳人です。
今回、とある業務で広報担当の産婦人科学講座の寺田先生にご連絡させていただいた際に、受験生に向けた記事の執筆のお誘いをいただいたので、微力ながら、秋田で医学を学ぶ中で得たものや、秋田の魅力などをお伝えさせていただければと思います。

出身地など、自己紹介

私は愛媛県の出身です。そのため、受験で初めて秋田(東北地方も初めて)に訪れました。

秋田の魅力は?

橋田 岳人

秋田の好きなところは、主に3つあります。1つ目は雪が降ることです。雪国出身の方は雪に嫌気がさしているそうですが、私は4年間秋田で暮らしていても嫌いにはなりませんでした。愛媛はその年1番の寒気の時に降るか降らないかというところでしたので、家の前で雪だるまやかまくらを作ることができるのが、いい息抜きにもなって楽しいです。

2つ目は食べ物が美味しいところです。お米(特にサキホコレ)、きりたんぽ、稲庭うどん、比内地鶏…などなど秋田には美味しい食べ物がたくさんあります。それらに加えて、大学の周辺にも美味しい飲食店がありますので、よほどグルメの方でなければ、食べ飽きることはないと思います。3つ目は人が優しいところです。同級生や先輩後輩、大学の教職員の皆さん、ご近所の方、アルバイト先の方など、いろいろな方と秋田で関わってきましたが、皆さん総じてお優しい方が多く、とても過ごしやすいです。秋田県外から受験を考えている方も、きっと良い人間関係を築くことができると思います。

秋田大学で学ぶ魅力は?

先ほどもお伝えした通り、人が優しいところはもちろんのこと、そのほかにも数多くの魅力があり、それに関しては、他の方のインタビューでもご紹介いただけていると思います。その上で、私が伝えたい魅力としては、『医学教育のレベルが高い』ということです。先生方は講義を丁寧にして下さり、質問などにもわかりやすくご回答していただけます。また、学生間でもお互いに助け合いながら高みを目指していく心意気があり、とても良い勉強の土壌を醸成できていると思います。その結果が、内部留年率の低さや医師国家試験現役合格率の高さというデータにも表れているのだと思います。ちなみに、私の地元のお医者さんに、秋田大学への進学をお伝えした際には、秋田は教育の名門だと仰っておりましたので、秋田大学で医学を学ぶのは良い選択なのではないかと思います。

一番印象的なカリキュラムは?

橋田 岳人

秋田大学のシラバスは、どなたでもご覧いただける形で医学部のHP上に掲載されておりますので、是非ご覧いただきたいです。その中で、私の中で一番印象に残っているものをご紹介させていただきます。

3年生のシラバスに記載されている「研究配属」というカリキュラムです。私は法医科学講座にお世話になりました。写真の使用許可をいただいたものを合わせて掲載します。私が法医科学講座を選択した1番の理由は、普段の講義・実習では経験できない法医学の世界を垣間見ることができる良い機会であると考えたからです。結果として、その選択は大正解でした。個人情報に関わる事柄が多くありますので、詳細なことはお伝えできませんが、できる限りの内容と魅力をお伝えします。

橋田 岳人
橋田 岳人

実施内容としては、法医解剖に参加して、死因究明のプロセスを学習すること、近年の法医解剖症例で特に興味深いケースを1人1例ずつ詳細に検討することなどがあります。検討した症例は、法医科学講座内や学年全体で症例報告を行いました。全員で協力して各症例内の因果関係を法医解剖などを通して紐解いていくことによって、医学に関連する様々な事柄を学習することができ、大変実りある発表を全員が行うことができました。結果として、全体発表会での同級生からの評価もかなり良かったです。研究配属を通して、法医科学の世界を実体験することにより、法医解剖による死因究明が社会生活や医療の発展に大きく寄与していることを理解することができました。4年生に進級すると座学の講義で法医学を学ぶのですが、研究配属で法医学を一通り学習した上で講義に臨むと、講義の内容が経験をもとに理解することができ、とても楽しく学習できました。

私の拙い文章で法医学の魅力をお伝えできたかどうかは定かではないですが、皆さんも3年生に進級された際には、法医学の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか?

他のおすすめカリキュラムは?

2年生の12月初旬頃の「基礎医学アドバンストコース」、4年生の7月上旬頃の「臨床医学アドバンストコース」が個人的にはおすすめです。アドバンストコースはどちらも学生が自主的に受講科目を選択することができる選択必修のコースであり、必修の多い医学部医学科の講義においては異色の存在です。各々の学生が興味のある講座のコースに基本的に参加できますので(定員を超えるとその限りではないですが…)、是非楽しんで学習していただけると嬉しいです。

学年代表のお仕事とは?

学年の最初に1人が選ばれます。基本的な業務内容は主に下の通りです。
・大学と学生間の連絡の橋渡し
・選択必修科目の配属先調整
・学内の一部会議への出席
・学内進級試験(統一試験など)の疑義照会取りまとめ
そこまで大変なお仕事は基本的にはありません。業務量が抱えきれそうにない時には、2名のクラス代表の方に手厚いサポートをいただけるので、なんとかなります。
学年代表を務めて良かったことは、教職員の方々に顔を覚えていただけることや、メールのやり取りが多いので、メールの書き方を覚えることができることです。
秋田大学に入学されて機会があれば、是非目指してみてください!

受験生に向けたメッセージ

ここまで、色々とお伝えさせていただきました。受験生やその保護者の皆様に少しでも伝わっていますと嬉しいです。私自身はセンター試験が共通テストに変わった一番最初の代でしたので、受験生の頃は日々変わりゆく試験形式にずっと不安を抱いておりました。高校の試験や各種模試の結果に一喜一憂しながら全力で駆け抜けた記憶が今でも残っています。今思い返してみますと、自分自身に合った勉強法を見つけて、わからないことは高校の先生にたくさん質問していた記憶があります。受験に向けて不安で胸がいっぱいの方も多くいらっしゃると思いますので、一言だけお伝えさせていただきます。どなたかから頂いた言葉です。

『受験勉強の時間は有限、その先にある可能性は無限』

今を全力で駆け抜けている皆さんには、きっと素晴らしい未来が広がっているはずです。
その未来で、秋田大学医学部を選んでいただけると嬉しいです。
皆様と秋田でお会いできる日を楽しみにしております。
ありがとうございました。

入学者選抜情報

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