お知らせ

2022年05月17日(火)

分子生化学講座 高金くらら 技術職員の学術論文が国際誌『Oncogene』に掲載されました。

論文タイトル:
SKAP2 suppresses inflammation-mediated tumorigenesis by regulating SHP-1 and SHP-2

著者名:
Kurara Takagane , Michinobu Umakoshi , Go Itoh , Sei Kuriyama , Akiteru Goto , Masamitsu Tanaka

掲載誌:
Oncogene

研究等概要概要:
潰瘍性大腸炎の治療標的として、srcキナーゼの基質であるSKAP2を解析した。SKAP2はチロシンホスファターゼSHP-1、2を調整し、炎症を負に制御していることを明らかにした。
炎症性大腸癌の背景疾患である潰瘍性大腸炎の患者数は日本で約22万人を超えており、下痢、血便を伴う強い炎症を伴う癌は、悪性度が高い。この治療標的分子およびメカニズムを解明し、今後治療に応用されると考える。