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2014年06月26日(木)
がん医療フォーラム「未来に羽ばたく秋田のがん医療」を開催
秋田大学医学部・附属病院では6月10日に「がん医療フォーラム~未来に羽ばたく秋田のがん医療~」を開催しました。本フォーラムは,秋田県のがん医療の現状や今後のあるべき姿を探るとともに,地域医療において本学部に期待される役割を県民に幅広く普及を図ることを目的に,本学部と秋田県等が主催したものです。
澤田賢一学長の開会挨拶の後,嘉山孝正山形大学学長特別補佐から「がん医療の現状と展望」と題し,がん生存率の国際的データに基づいた日本のがん医療のレベルの高さや緩和ケア普及に関しての基調講演がありました。引き続き,羽渕友則病院長が「秋田大学医学部の目指すもの」と題し講演を行い,「診療,教育,研究の3つの責務を果たしながら,良質な医療を提供していくことが本学部の役割である」と述べられました。また,小棚木均秋田赤十字病院長,佐川博之秋田魁新報社編集局長が,秋田県におけるがん治療の現状やメディアができる貢献等について,それぞれ講演を行いました。閉会の挨拶においては,佐竹敬久秋田県知事から,本学部の先進医療,がん専門医育成等の取組への関心,期待が寄せられました。
フォーラムには,医療従事者,行政関係者,一般市民等約220名が参加し,大学,医師会,医療機関,自治体等他職種が一体となって取り組んでいくべき,これからのがん医療・地域医療を考えていく貴重な機会となりました。