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2023年05月11日(木)
救急・集中治療医学講座 中永士師明 教授の研究グループの学術論文が国際誌『Traditional & Kampo Medicine』で年間で最も読まれた論文に選ばれました。
論文タイトル
Treatment of coronavirus disease 2019 with saikatsugekito: A case series
著者名
Yasuhito Irie, Hajime Nakae, Shin Fukui
掲載誌
TRADITIONAL & KAMPO MEDICINE
研究等概要
これまでに入江康仁 特任助教が軽症・中等症のCOVID-19の症状緩和に柴葛解肌湯が有用であることを世界で初めて症例報告を行いました(https://doi.org/10.1002/tkm2.1261)。本研究では30例を詳細に検討したもので、漢方治療が症状緩和に有用であることが示唆されました。その成果も踏まえて、柴葛解肌湯の多施設共同ランダム化比較試験も行われ、中永教授も共同研究者として参加しています(Takayama S, et al. Multicenter, randomized controlled trial of traditional Japanese medicine, kakkonto with shosaikotokakikyosekko, for mild and moderate coronavirus disease patients. Front Pharmacol.2022,13)(Impact Factor 5.988)。このように本研究が様々な研究のシーズとなっています。
参考URL
https://doi.org/10.1002/tkm2.1261
https://doi.org/10.1002/tkm2.1290
https://doi.org/10.3389/fphar.2022.1008946