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2023年05月18日(木)
医学系研究科の山崎貞一郎助教が公益財団法人伊徳地域振興財団2022年度研究助成金に採択され、4月14日に研究助成金贈呈式が行われました。
本学大学院医学系研究科(衛生学・公衆衛生学講座)の山崎貞一郎助教の研究テーマ「『コラボヘルス秋田モデル』の開発-企業・保険者・業界団体・大学の4者で新しい健康経営モデルを協創し生涯現役社会を実現する」が、公益財団法人伊徳地域振興財団2022年度研究助成金に採択され、4月14日に秋田キャッスルホテルにて研究助成金贈呈式が開催されました。
贈呈式では、伊藤碩彦代表理事より助成金贈呈証、目録が贈呈され、その後、受領者の研究テーマ発表が行われました。
公益財団法人伊徳地域振興財団は、地域の産業振興、人口減少・少子高齢化の課題克服、特色のある事業育成など、地域の抱える課題を克服し、地域を元気にするような提案を全国の大学や研究機関から募集し、選考・審査の上で助成を行う活動をしており、2017年度に創設されました。
秋田県では慢性的な人手不足が続いています。その解決手段の1つとして健康経営が以前から言われていますが、小規模な会社では人手やコストから実施が難しい現状があります。今回、限られた資源のなかでも健康経営に取り組める企業を増やすことを目的に、事業主・保険者・業界団体・大学の4者が協働で行う新しい健康経営モデルを構想しました。それぞれが強みを発揮し、従業員の健康課題の発見から健康経営事業の計画・実施、効果判定までのPDCAサイクルを回していく予定です。本研究によりシステムが確立し健康経営に取り組む企業が増えれば、業界全体の生活習慣病リスクの減少や労働生産性の向上が期待できます。