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2026年05月19日(火)
救急・集中治療医学講座 中永士師明 教授らによる蜂窩織炎への「越婢加朮湯」応用研究が、国際的学術誌Traditional & Kampo Medicineで「年間最も読まれた論文」に選出されました。
救急・集中治療医学講座 中永士師明 教授研究グループの学術論文『A study on the usefulness of eppikajutsuto for cellulitis』が、日本東洋医学会英文機関紙Traditional & Kampo Medicineにおいて、2025年の年間で最も読まれた論文に選出されました。本研究は、従来慢性炎症に用いられてきた漢方薬「越婢加朮湯」が、急性炎症である「蜂窩織炎」に対しても高い効果を持つ可能性を臨床データで示した画期的な研究報告です。本研究グループは、この越婢加朮湯が持つ「炎症の4徴(発赤、腫脹、熱感、疼痛)」を軽減する効果に着目し、蜂窩織炎の治療に臨床応用し、その有用性を明らかにしました。これまで慢性期中心と考えられていた漢方治療が、「救急・集中治療などの急性期疾患にも応用できる」という新たなパラダイムシフトを示唆する成果であり、その注目度の高さから今回の選出に至りました。本研究には引地悠(総合診療医センター)と田中秀則(御野場たなかレディースクリニック)の両秋田大学医学部附属病院漢方外来医師も参画しています。今後も急性期疾患における漢方治療の可能性をさらに切り拓くべく、今後も臨床応用に向けた研究を継続してまいります。


